すっかり暖かくなってきましたね!花粉のせいで窓を開けられない事が難ですが楽になってきました。
そんな時期ですが東京都墨田区の曳舟文化センターで地元の初中級学校の学芸会を撮影させて頂きました。
思えば一昨年に新型コロナウィルスの感染騒動が始まってから初めての撮影現場がこの学芸会だったのですが早くも3回目のマスク着用での現場です。
まさかこの騒ぎが三年も続くとは思ってもいませんでしたが今年も終息するどころか記録更新の大感染で辟易いたします。
とはいえ社会活動を止めるわけにもいかず緊急事態宣言も出せずあらゆる催しが無観客や人数制限での開催となります。
一日も早くコロナが終わってくれる事を願ってやみませんが前回のセミナーは無観客で今回は人数制限のおかげ?でカメラポジションもかなりのゆとりです。
開催さえして頂ければむしろ好条件という事になりますが喜んでばかりもいられないので制作をよりクオリティが高いものへするべく奮闘いたしております。
今回のこの学芸会はホワイトバランスで少し苦戦いたしました。
通常ホワイトバランスは概ね屋外の色温度(5600K程度)か屋内の色温度(3200K程度)のどちらかなのですが舞台公演となりますとこの両方がいったりきたりで困ります。
通常の舞台照明は屋内色温度なのですがスポットだけ屋外の色温度なんですね。
これはどちらかを犠牲にするかその度にホワイトバランスの設定を変えるしかないのですが同じ演目内で色温度がコロコロ変わってしまうと本当にどうする事も出来ないのです。
仕方なく3200Kの設定にしておきながらスポットが当たってしまった場面は後で編集時に3wayカラーバランスで調節するしかないのですが限度がありますね。
それが嫌な場合はホワイトバランスをオートにする方法もありますが今回のように3台のカメラでの収録の場合はお勧めできません。
オートで色補正するサジ加減が同じメーカーの同じブランドのカメラ同士でも違うんですね。
ただ今回は基本2カメなので予備と音声のXLR入力用のカメラはホワイトバランスをオートにして「保険」として稼働しました。
この方法はなかなか助かります。どうしても色補正が出来ない場面だけこの「保険」を代用映像として使用できます。
そう考えますとまだまだミラーレスの一眼フォト機だけの収録は危険かもしれません。
やはり現場をこなさなければスキルはあがりませんね。経験値を稼がせて頂けて主催者様方には感謝の気持ちでいっぱいです。