新型コロナウィルスの感染防止のため無観客で開催されたセミナーをビデオ撮影しました。

新型コロナウィルスの感染拡大が一向に減少しない状況ですが板橋社会福祉協議会様のご依頼で弁護士による後見人セミナーをビデオ撮影させて頂きました。
高齢者や障害のある方が相続などの手続きをなかなかスムーズに出来ない場合の代理権利として後見人に任せる方法の講演です。
感染防止のため完全無観客で撮影をする事になりまして何だか違和感を感じますね。
「観客」は関係者3名と撮影者である私を含めて計4名です。新型コロナウィルスの感染問題が始まって今まで人数制限の催しは何度も撮影しましたが完全無観客は今回が初めてです。
率直に申し上げて寂しい撮影なのですが逆にカメラポジションやケーブルの配線などは自分の都合に合わせてやりたい放題でした。
ですのでマイクもスピーカーに繋げて大きい音を出す必要もなくカメラに直接繋げて撮影するという随分ぜいたくな収録となりました。
講師の先生が言うにはだからこそ緊張してやり難い講演との事ですが分かりますね。
ところで昨年末頃から導入しましたPanasonic LUMIX DC-GH5Sによる高感度収録しながらの4K撮影を定例化しておりますが今回のように「条件が良い」環境ですと4Kで収録する必要もないので
HD収録とさせて頂きました。
いずれにしましても講演動画の場合は映像美よりも分かりやすさが優先的になりますので4Kであってもなくても音声の録音が明確でしたら通常は画質はそれほどこだわらないのです。
しかし昨今のカメラは高画質で当然となってますので欲が出てしまい画質もより良質の方へと追求してしまうのです。
納品はネットでの公開用ですのでHDのMP4ファイルでの提出ですので最初からHD収録でまったく問題ないのですが某人物の意見としてはそれでも最初から4K収録にしておいた方がより高画質との事です。
この意見に関しましては賛否両論がありますが卒業シーズンの繁忙期が目前ですので編集データの節約としてもHD収録としました。
まあ当方の制作の方向性としましては高画質追求としての4K収録というよりも編集時に拡大をしても画質劣化しないので後からズームやパンをEDIUSのレイアウターで自由にする事に主眼を置いてます。
それでも最近感じる事なのですが、この「後から拡大」も万能でもないのです。EDIUSのプロジェクトをHDとしますと4K収録データの大きさは50%なので100%を限界拡大値と単純には思えます。
しかし実態上は75%程度にしておいた方が無難なんですね。仕方なく90~100%にせざるおえない状況も少なからずありますが数字的にみるほど実態は単純ではないようです。
そういう意味でいよいよ発売されるPanasonic LUMIX DC-GH6が5.7Kでの収録が可能との事なので深く考察いたしたい所存です。