和太鼓公演のDVD制作を進めているうちに花粉が去りました。

今月の上旬に東京都八王子市で盛大に開催されました和太鼓公演のビデオ撮影をご発注頂いたので参りました。普段はこの団体の系列スクールの一般の生徒さんの公演を撮影させて頂いておりますが今回はその講師の先生方を中心とする本格的な和太鼓劇団なので迫力も凄いものでした。

そしてその編集を進めましてそろそろBlu-rayとDVDが完成しようとする状況となり少し気が早いのですが感無量です。今回は暗い照明状態から徐々に明るくなる演出が多かったので先ずアイリス調節を早急に安定させながらフォーカスも完成させるので一人でカメラ3台撮影となりますと手数が足りなくて大変です。1台はオートにして残り2台を完璧に調節する事を目指すしかありませんでした。

しかし何か所かはアイリスやフォーカスが不安定な場面が数秒は生じてしまってますので本意通りのアングルでは編集できない場面もあり今後の課題となります。予算を増やせばカメラ1台につきカメラマン1名づつの人員で暗かろうと各カメラマンが自分担当のカメラ1台のみに集中する事が出来るので可能なのですが現状ではそれほどの予算を割く事は出来ないようです。今後AIの技術が発展すればカメラ100台でも完璧なオート機能を発揮できるようなそんな時代になるかもしれませんが、そうなったらそうなったで私という生の人間がこの仕事自体を失う恐れもございます。(冷汗)

映像収録の苦労を愚痴のように申し上げて申し訳ないのですが録音はこれまた大苦戦でした。極小なやっと聞こえるようなボラの音色からいきなり太鼓を思いきり叩く轟音が響くので割れないように✖2と念じながら録音をこなしましたが小さめになってしまいました。確かに編集時に修正できる範囲なので大事には至らなかったので安心ですが今後は録音も完璧にこなしたいですね。

…などと考えてたら私をあんなに苦しめていた花粉がついに去りました。なぜか繫忙期だけ花粉が飛びまくって仕事の妨害をするのですが終わった後に花粉も無くなってくれるのが何だか納得できないような…いろいろと苦難と課題点が多い案件でしたが本当に素晴らしい情熱的な公演でもあり次回も楽しみです。